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うさぎの次元のときどき日記
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大切な日々を綴った写真集が完成しました。
1ページずつ写真を撮ったものを並べただけで、大変見づらいのですが、雰囲気だけでもお伝えできたらと思い公開します。
お時間がありましたら是非ご覧ください。
お茶でも飲みながら、ほんわか気分になってくださったら嬉しいです。














































写真集*JIGEN*その2はこちら

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写真集*JIGEN*その1はこちら
写真集*JIGEN*その2はこちら
















































次元の一周忌が過ぎ、最後にやりたいことであった写真集の完成と公開もできました。
この記事で、ブログ「はやてのにわでまってるね」は最終回とします。

更新も滞りがちだった当ブログを長い間応援していただきましたこと、いつも疾風&次元に寄り添っていただきましたことを、今までブログを通し出会った皆様に心より感謝申し上げます。

うーぱー



自力で起き上がれなくなって2か月が過ぎた頃から、いつも通りに食べているのに体重が減少し始めました。
全身症状も落ちてきてる感があり、ヨロヨロ具合も強くなってました。
ここからは旅立ちまでの最後の2週間の記録になります。

10月19日 あごの下の皮膚炎で通院

あごの下の皮膚がひだの様に段々になってて、なんだか見たこともない状態になっていました。
それに口の周りにかさぶたもできていることに気づき、心配になり通院しました。

おろしたニンジンやリンゴを混ぜた刻み野菜を食べると、どうしてもあごの下がべちょべちょになって固まったりしていました。
この頃にはあごだけでなく、手足や目の周りなどもガビガビになって毛が固まっていたので、きれいにしてあげたかったけど拭ききれず、どうしたらいいだろうと悩んでいた時でした。

通院し診てもらうと、よだれや食べ物(飲み込み力が弱くなってだらだらしてしまう)で湿性皮膚炎になり皮膚が肥厚しているそう。
薬で患部を保護しても汚れが流れ広がるだけとの説明の上、”じぶんで食べること”を優先に考え、すりおろしの水分を減らすくらいで今まで通り食べさせ、あごの下を乾いたガーゼで抑える程度(拭かない)にするのがいいだろうとのこと。
口角のかさぶたは自然に取れるということでした。

このままどんどんひどくなっていくのではないかという不安はぬぐえませんでしたが、獣医師に診てもらい、高齢生活で仕方がない状態で病気ではないと言われたことで気が楽になりました。(でも湿性皮膚炎は病気ではないだろうか?・・・心の奥の疑問)


10月24日 ドロドロ尿が出て通院

朝起きると、ゆるいセメントみたいなドロドロの尿が出ていました。食欲もありませんでした。
カルシウム尿だとは思いましたが、自分では判断できないので病院へ。

この前夜、それまでずっと寝る時は右下だったのが、左下で倒れてバタバタすることなく初めて左下で寝ました。

病院では、腸にガス、呼吸の荒さを指摘され、レントゲン撮影を提案されました。
その結果、心臓・肺には問題なし。胃には食べ物がつまっていて、盲腸にはガス。
胃から腸に食べ物が流れないため、腸内バクテリアが発酵してガスが溜まっているとのこと。
お腹はすいていない。脱水気味。水分を取って流すようにするため、注射(抗生剤混合)と点滴(100㏄輸液)をしてもらいました。

前日までは普通に食べていたので、まさかうっ滞になっているとは思いませんでした。
自力で起き上がれなくなってから、最初で最後の注射と点滴でした。

呼吸については、音が大きいとかゼロゼロしてるとか今日は静かだとかわたしも気にして様子を見ていたのですが、お腹や背中の深くゆっくりした動きが呼吸の荒いということで気になると言われ、視点が少し違っていたことがわかりました。

ドロドロ尿はたまっていたものが排出されたもので、レントゲンで腎臓や膀胱に石などは見られず、特に問題はないということでした。

前回のレントゲンで指摘されていた背骨の骨の隙間はますますなくなっていて、横隔膜の動きが遅くなったり(呼吸が荒くなる)、運動面、胃腸の動きに支障が出ているそう(寝たきりになる・うっ滞)。
骨自体も前に比べてもさらに薄く(もろく)なっていました。


最後に

この日から、次元はほとんど寝たきりになりました。
食欲がある様子で少し食べても、すぐに疲れるのか途中でやめてしまいます。
お腹からグルグル音がしてガスが動いているみたいだけれども、便もほとんど出なくなりました。
日中はケージから出して、ヒーターの上にタオルを敷いて体を温めながら、わたしの傍に寝かせていました。
病院に行くことはもう考えませんでした。


そして11月1日、次元は旅立ちました。
自力で起き上がれなくなってから、100日あまり。次元は小さな体で最後までよく頑張ったと思います。
12歳6か月の生涯をわたしのもとで過ごし、最後はわたしの望み通り介護をさせてくれました。
まだまだ元気で長生きしてくれると勝手に思い込んでいたから、突然その時が来たみたいに思えたけど、本当は以前から少しずつ表れていた老いを、もっとちゃんと受け止めていればよかったのかもしれません。

老化による衰えで動けなくなる我が子を目の前にして、何をしたらいいのか、どのようにすればいいのか、どうとらえたらいいのか、全てにおいてわからないことばかりで不安でした。

お別れの日が近づく中で次元が示してくれたことをお伝えすることが、今現在、高齢うさぎさんとの生活に不安を抱いている方の参考になれば・・・そんな気持ちでこの記事を書きました。

わたしの場合、介護とは言っても、実は次元が自分でしようとすることを手助けしているくらいのことだったと思います。
流動食の強制給餌はしなかったし、お尻洗いも最後の最後に軽く2回しただけだったし。
もっとできることがあったかもしれないとも思います。

内容は拙く、答えがあるわけでもありませんが、もし同じことで悩んでいらっしゃる方の目に留まり、何か届くものがあったら嬉しいです。




 じーくん、ありがとう。ずっと大好き。



自力で起き上がれなくなってからの生活で、特に気になっていたことや試行錯誤したことををざっとまとめてみます。

排泄

最初の頃、もりっとした軟便をしていました。それがお尻の毛について臭いもします。
拭き取ろうとすると、つぶれたり広がったりするばかりでますます汚れてしまいます。
何とかしてあげたいのですが、今までお尻を洗ってあげたことがなかったので、うまくできる気がしません。

毛についた便がすっかり乾いた状態になってから、便の方を手でおさえて、ついた毛を引っ張るとはがれやすかったです。皮膚を引っ張らないように注意しながらゆっくり。

お尻や足周りに便の塊がついていることは多かったけれど、無理にキレイにしなくていいという獣医さんのアドバイスが心の負担を軽くしてくれました。
軟便の程度や皮膚の状態にもよると思うので一概には言えませんが、次元の場合は皮膚が荒れることはなかったです。

軟便であっても盲腸便なので、踏んづける前に食べられるように移動介助をしました。
また、腰のあたりを支えてやると、人間の赤ちゃんのお座りの姿勢になって食糞したり、お尻周りを自分でキレイにしようとしてることもありました。

1~2週間程して体調が落ち着くにつれ普通の盲腸便に戻りましたが、今度はだんだんそれを食べなくなり、出たばかりのを口元に持っていっても後半はほとんど食べませんでした。


オシッコの回数は一日に3~4回くらいでした。
それまで何回しているかなんて考えたことがなかったけど、回数も量も少ないと感じ、脱水を心配しました。

ケージの中で寝たきり状態が長いわりに、その間の排泄が少ないことも気になっていました。
吸水力のいいSUSUだからなのか、オシッコが出た形跡がなく、たまにケージ壁のクッションにシミが見つかる程度。

起きて過ごす時間帯には、運が良ければペットシーツの上で、そうでなければラグの上でオシッコをしていました。

だらだら足に伝って出るのではなく、勢いよく出ているようでしたので、皮膚が赤くなったりはほとんどしませんでした。

獣医さんには、牧草を食べなくなったり食事量が減ると水分摂取量が減るので、回数が減っても問題ないと言われていました。
一日3~4回を基準に様子を見るようにしていました。


食事


*ペレット
それまで2種類のペレット(oxbow、スペシャルブルーム)をふやかしたものを食べていましたが、それを食べなくなりました。
切り替え途中だった新しいペレット(バニセレ・スーパーシニア)のみふやかしたものなら食べることがわかり、その後は一日20グラム程度食べていました。時々おやつ代わりにスペシャルブルームを少々。

*牧草
全く食べなくなりました。イタグラもアルファルファもダメでした。
牧草ペレットをふやかしたら食べましたが、それも1か月くらいで食べなくなりました。

*水
ボトルからもお皿からも自分からは全く飲まなくなりました。理由はわかりません。
そのため、ケージ内に水を置くということも危険(器の中に顔が入ったら溺れる等)なだけでしたので、置きませんでした。
摂取できるのは、ペレットをふやかす水と胃腸薬と野菜の水分だけ。

そこで、水の代わりにシリンジで与えれば飲んだのが、アクアコール(数日で飲まなくなった)、りんごジュース(100%)、パインジュース(100%)、水で3~4倍に薄めたポカリスエットやベビー用ポカリ、うさぎのバランスウォーター。飲むといっても少量ですが。

これらも飲んだり飲まなかったりするので、手を変え品を変え与えるようにしました。
今まで薬と一緒にもらっていた未使用のシリンジを取っておいたのが役に立ちました。

*野菜
獣医師の勧めもあり、2歳の時から次元の主食は野菜でした。多少好き嫌いはありましたが、いろいろな野菜を食べてきました。それが量を食べなくなり、食べる野菜の種類も減っていきました。いつも真っ先に食べるニンジンさえ食べなくなった時には途方に暮れました。りんごしか食べない時期もありました。

ペレットは食べていたから、野菜は食べなくてもいいというスタンスでいくことにしました。
そのうえで、野菜を刻んでみたりすりおろしてみたり混ぜたり混ぜなかったりの試行錯誤して。

その結果、ニンジンはすりおろすと食べ、刻み野菜にすりおろしりんごを混ぜたのも食べました。そのうち野菜は千切りなら食べるようになり、徐々に小さめ薄めのカットならと段階を経て、いくつかの野菜は食べられるようになりました。食べたいタイミングで食べたいだけ。量は少なくても、水分も補えていたと思います。

以前オエッとなってから食べさせていなかったバナナは、つぶしてペースト状にしてちょっとずつスプーンの先につけてあげると大喜びで食べました。

次元自身、体の不調と不自由さに慣れて食欲が出てきてからは、少しずつ体重が増えました。
高齢になってから減った体重が戻ることはあまりないみたいですが、次元の頑張りは素晴らしいものでした。
920グラムまで減った体重が、1か月も経つと1000グラムに達したのです。一日のうちでも30~40グラムの増減があるので、正確なところはわからないけれど。





動き


座っている姿勢をキープしていられず、ちょっと目を離すとゴロンと倒れてました。
わたしがキッチンにいる時にも次元がどうしているか見えるように、壁に鏡を立てかけてちょっとでも見えるようにしました。
キープしていられる時間が徐々に長くなり、数日するとよちよちと歩いて少しの距離なら移動できるように、さらには自分の意志で方向転換もするようになりました。

一気になにもかもできなくなり、私にとっても次元自身も不安でしかなかったのですが、少しずつ調子が戻ってできることが増えると、そのひとつひとつが大きな喜びです。
ペレットの準備をしている時に、それまでのように足元に次元が寄ってきた時は、涙が出そうになるくらい嬉しかったです。

調子が良さそうな時があったり、元気がなさそうだったりどうにも不安定な時があったり、波があったものの、ちょっとずつ上昇してるような手ごたえがありました。






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うーぱー
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非公開
自己紹介:
 
 
 うさぎ ■ 疾風(はやて)
     2001年3月20日生
     ネザーランドドワーフ
     色:トート
     特技:おまわり
     2010年8月13日お月様へ
      (9歳4ヶ月24日)

     ■ 次元(じげん)
     2008年4月7日生
     ホーランドロップ
     色:ブルー
     特技:ボール遊び
     2020年11月1日お月様へ
      (12歳6ヶ月24日)
 
 カメラ ■ Nikon D5300
 レンズ ■ AF-S NIKKOR 50mm 1.4G
      ■ AF-S NIKKOR 55-300mm
      ■ TAMRON SP AFDi90mm
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