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うさぎの次元のときどき日記
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半寝たきり生活に

7月19日、自力で起き上がれなくなりました。
それまでも倒れてなかなか起き上がれずジタバタしてることはありました。
自分で起き上がるまで見守っていたのが、起こしてあげることが増えてもいました。
振り返ればその延長線上のことで、いずれそうなるとわかっていたことなのに、なぜだかその瞬間「あ、もう自分で起き上がれなくなったんだ」と感じ、その現実を突然突き付けられたかのように大きく動揺しました。

次元の場合、後ろ足の右側のほうが弱く、右下で倒れると次元自身諦めて静かに横になっているのですが、左下になるとバタバタしてるうちに起き上がれます。
なのでいつも右下で寝ていましたが、心配だった床ずれは最後までありませんでした。
うさぎさんの介護の必需品ともいえるバスマットのSUSUのおかげだったと思います。





わたしの睡眠中の7~8時間と仕事に行ってる7時間は、次元はケージの中で寝たきりになります。
仕事は午後からだったので、起きてから仕事に行くまでの4~5時間と、帰宅後から寝るまでの4~5時間は、今まで通りケージから出してできるだけ体を起こしていられるようにしました。
座った姿勢をキープできること(長くて30分くらい)や、少しですが自分で歩いて移動することもできたので、見守りながら倒れたら起こしてあげ、自分でご飯を食べることを大事にしました。

こんな感じで、一日のうち三分の二が寝たきりで、起きて過ごすのが三分の一という生活になりました。


倒れ方が激しい

一番心配で、その原因が最後まで分からなかったのが、『激しい倒れ方』です。
急に直立してそのまま後ろに勢いよく倒れるのです。いつ、どこに倒れるかわかりません。
顔を洗うなど何かしようとして倒れるようにも見えますが、体が勝手に動いているようにも見えるのです。

立った姿勢から勢いよく倒れるので、次元が受ける衝撃は相当なものだと思われます。
高齢のため骨がもろくなっている次元が一番気をつけなければいけないのは骨折なのに、いつ骨折してもおかしくない状況でした。
ケージ内、部屋の中、テーブルの脚などぶつかりそうなところはクッションで囲みました。
水入れボトルや皿タイプの水入れは、倒れた際にケガをしたり体が入ったまま動けなくなる危険を感じたので、ケージから撤去しました。

後ろに倒れそうなとき背中に手をあててやると、倒れずに済むことがたまにありました。





ごはんを食べるとき前足をつかず(つけない?)つんのめるように前回りすることもあります。
ヨロヨロして動くのもやっとなはずなのに、急に弾丸のようにひとっとびして転ぶことも。
倒れるというのは、バランスを崩してよろけてバタッ・・・というイメージだったので、次元が何度も激しく倒れるのはなぜなのか、わたしなりに調べてみたけれど、高齢のうさぎさんがこんな風に倒れるという記述を見つけることはできませんでした。

獣医さんにも相談しましたが、いまひとつその様子を正確に伝えきれません。
何度か動画撮影を試みましたが、カメラを構えている時には何も起きないし、転倒は一瞬のことだから間に合わないし、結局一度も撮ることはできませんでした。
たとえその原因が分かったとしても、できることは何もなかったのだとは思います。


わたしは何をすればいいのか

高齢のうさぎさんの介護生活に入り、最初の段階で次元が抱えていた問題点を簡単にまとめてみます。

*ケージ内で寝たきりになっている間、食べたり飲んだりしない。野菜を頭の近くに置いておいても、たまにちょっとかじるだけ。寝ながら食べることに徐々に慣れるかと思ったけれど、そうもならず。

*起きてる状態なら、食事はするけど量は少ない。牧草を食べない、野菜は食べたり食べなかったり、水を飲まないなど、食事内容や食べ方が変化した。

*便は普通に出ているが、盲腸便が軟便になっていて、量も多い。
 オシッコの回数が少ない。(一日3回程度・寝たきり中してないかも)

*体重が920グラムに激減した。

*お尻周り、あご下、目の周りなど、汚れていたり毛が固まったりして臭いもある。

上記以外も何から何まで心配なことばかりでした。
ネットで検索してみるけれど、うさぎさんの介護と一口に言っても様々で、次元に当てはまる介護の仕方がなかなか見つかりません。

とにかく目の前の次元と向き合って、わたしができることをやるしかない。
次元の状態を確かめながら、試行錯誤を繰り返し、したことを忘れないように記録して。
もともと次元が嫌がることはできないへっぽこ飼い主なので、なるべく次元が自分でしようとする方法を模索しました。


通院

動物病院の受診をしたのは、7月29日です。
起き上がれなくなった時には、病院に行ってどうにかなるものではないという思いがあり、介護の仕方を模索していました。ところがやっていることが本当にいいのかいろいろとわからないことばかり。
水分摂取が少ないので脱水も心配だし、常備の胃腸薬がなくなったし、獣医さんのアドバイスをもらいたくて受診しました。

レントゲンを診ると、心臓肥大なし、肺きれい、気道壁に厚みがあるが異常ではない、胃いい感じ、肝臓、腎臓、腸の状態も良く「病気はない」とのこと。
問題は背骨。骨と骨の間が狭くなりヘルニアのようになっていて(老化)、そのせいで脚への神経伝達が弱まったり内臓の働きにも影響が出るそう。痛みはないらしいです。

後ろ足の弱り方以上に前足の不自由さが気になっていましたが、前足の先が曲がって固まっていることも指摘されました。

盲腸便が軟便の点は、問題ないとのこと。お尻周りに便がついていても、皮膚が赤くなっていないので気にしなくていい。オシッコで皮膚が赤くなったら洗ってあげるなど必要になるそうです。

食事については好きなものをあげていい。病院に置いてある流動食を購入しておいた方がいいか聞いてみたら、まだいいそうでサンプル(2種)だけもらってきました。
脱水の指摘はなく、生活のリズムやお世話の仕方など、おおむね今まで通りで良いということを確認できました。

骨折や急変の恐れの考慮もあり、点滴などの処置や汚れた部分のお手入れは特にされませんでした。わたしができない分やって欲しかったけど言えませんでした。
今思えば、それで皮膚の状態が悪くなったわけでもなく、獣医さんの判断も理解できます。

「病気でなく介護をするまで長生きしてくれて感謝」「次元くんが幸せなように過ごして」という獣医さんの優しい言葉に、これからのお世話を前向きにとらえて頑張ろうと思いました。



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高齢うさぎの介護②
結局、突然の激しい転倒は何だったのか、わからないままになってしまいましたね。足腰が弱くなってよろよろ状態なのに、急にぴょーんと跳んだり・・・おそらく本人は若い頃と同じくらいの調子だと思うのですが、見ているこちらとしてはハラハラしますよね。
以前、先生に「うさぎは少しでも調子が良くなると自分の状態を考えずに元気に振る舞うから気を付けてね」と言われたことがあります。きなこがそうで、調子が良くなると途端にはしゃいで、心臓に負担がかかるんじゃないかとドキドキしていました。
もしかすると次元君の弾丸跳びもそうだったのかななんて思います。いろいろと年齢ゆえの衰えはあったとしても、次元君は白内障もなくて、病気知らず。本当に幸せな子だなとうらやましく感じます。
うーぱーさんはたぶん心苦しかったかと思いますが、寝たままでお留守番も寝心地の良いマットとクッションに囲まれてきっと苦痛ではなかったと私は思います。本当に介護は「これで大丈夫!」というはっきりした答えがありません。うーぱーさんのブログを読むたびに試行錯誤の大切さを改めて実感させられました。
全く違うお話なのですが、確かご実家に黄色いインコちゃん(名前を忘れてしまってすみません!)がいましたよね。思い出すたびに様子を聞こうと思っていて今に至ってしまいました。元気でいてくれているかな?
mari 2020/12/24(Thu)18:44:35 編集
mariさんへ
後ろにひっくり返る事は、わたしの中では一番「なんで?」と思うことだったけど、獣医さんにはそれほど重要な症状ではなかったようで深く聞かれる事もなく・・・。
わたしには次元の思いとは別のところで、体(神経)が勝手に動いてるようにも見えていました。背骨の骨の狭窄がいろいろ不自由の元凶だったかもと思うのです。痛みはないって先生には言われていてそれだけが救いでしたが、反面痛みや辛さを表現することさえできないんじゃないかと勘ぐってみたりもしたものです。

仕事がフルタイムではなくほぼ午後からだったことで、次元の介護に時間をかけてあげられました。一日中家にいたら、考えすぎてダメだったと思う(←わたしの場合)。
次元の状態をどう理解すればいいのか、どうすることがベストなのか、正解が何だったのかわからないけれど、どんなことが考えられるのか具体例や選択肢が多ければ、自分の子に当てはまることがあるかもしれませんものね。誰かの参考になればという思いで、ブログ記事を書いています。

実家の小鳥さんは、シルバー文鳥のクーちゃんです♪
もうすぐ2歳さんになります(早っ)。姪っ子に超べったりで、元気に飛び回っております。


【2020/12/27 23:14】
高齢うさぎの介護②
一言に介護と言っても本当にそれぞれ違いますよね。一生懸命ネット検索しても
なかなか同じ症状が出て来ないのがもどかしいですよね。

私も誰かの役に立てるように毎日必死で日記書いているけど沢山読まれている訳ではないので、残念ながら役に立っているとは思えない。

うさぎ雑誌を読んでみても載る人はいつも同じで、楽しい暮らしや素敵なうさぎ部屋みたいな感じばかり。

本当に知りたい病気の症状や大変な介護の情報は載っていない・・・

これからお迎えする人、シニア期に入る人に知って欲しい情報はどちらかと言えば現実の事。

老いた時に何が起きてどんな心構えが必要か・・・という事なのにね。

涙と向き合いながら文章にする事は
辛く苦しい作業だと思います。

私達の為にありがとうございます。

しっかり学びこれからに備えたいと思います。

じー君から受け継いだ命のバトンを次に繋げるように、せいいっぱい頑張ります。

これからも見守っていてね。
ゆりか 2020/12/25(Fri)22:35:00 編集
ゆりかさんへ
そうそう、どこかに書いてあるかもと思って検索するけれど、次元と同じ症状が出てこないんです。うさぎさんの寿命が延びているのだから、加齢による介護も増えているはず。症状や介護方法の情報がもっと欲しいですよね。

ゆりかさんの日記だってきっと誰かの役に立ってますよ。
実際ゆりかさんがどんなふうにりらんくんと向き合っているのか具体的にわかる内容ですもの。
大勢の人に読まれなくても、本当に必要としている人の参考になればいいと思いますよ。

うさぎの看取りの心構え的な本を一冊買って読みましたが、やっぱり一般的な内容が多くて、参考にはなったけれど、知りたいのはもっと深いところだったりしました。
わたし自身介護や看取りをすることが初めてだったので、知ってはいたけど本当にはわかってなかったということなんでしょうね。

あの時自分が知りたかったことは何だったかを意識して書いているつもりなんですが、独りよがりの文章になっていないか、ちゃんと伝わってるかが心許なく・・・。
書くのもすごいスローペースではありますが、時間はかかっても最後まで頑張りますので、お付き合いよろしくお願いいたします。
寒波が来るらしいですね。りらんくんの体調が崩れず、元気に過ごせますように。
【2020/12/27 23:46】
ドキドキ…
介護って…手探りですね
繋がって、つないで行くって
心強くて、良いですね∩^ω^∩

健康状態の波があって、
うさぎさん本来の体勢ができなくなった時(歩きまわる、走ってみる、寝っ転がる…とか…)
ご飯とお水をとるときの体勢とか色々なことが、こんなに難しかったんだ…と痛感します

元気な時とのギャップに、メソメソ( ; ; )した気持ちも湧きますが、

 人ならば車椅子とか、介護ベッドとか介護用のおトイレとかあって。

ゆくゆく今より何か開発されたらなぁ…と思います

じーくんの、前足のこと
呼吸が苦しそうなこと…( ; ; )
本当に動揺が走りますよね…


1週間前は、もこの
褥瘡を目の当たりにしてしまい

『設置面積を 多めにとる』とかかれていたので、寝かしてみたら 
嫌だったみたいで
眼振が出てしまい焦りました

そして、上半身起こした体勢に固定すると、おさまりました…
そして病院で
もう動けないから 尿でお尻周りの毛が濡れるよりも 毛が無い方が濡れないからということで、お尻周りは素肌となり、
てんかんも多発してきたので、
高齢のため
あまりおすすめでは無いとされた
お薬も服用する運びになりました

介護は長期戦ですね

でも、長生きに感謝♡と、
試行錯誤を後ろ向きではなく
前向きに頑張ろうと思いました!
yasuko 2020/12/27(Sun)22:14:02 編集
yasukoさんへ
そうですね。わたしが経験したことも誰かに繋がってくれたら報われます。
次元も自然にしていた姿勢や動きが次々とできなくなっていきました。
本人だってどうしてできないんだろうととてつもなく不安だったと思いますが、日ごとに赤ちゃんみたいになっていく次元が愛おしくもありました。
すごく小さなことでもできてることを「じーくん、すごいね!」って・・・わたしもとっても嬉しかったものです。

以前よりもうさぎさんの寿命が長くなっているので、これからは介護についても研究されていくのでしょうね。うさぎさんにとって最期までより良い生き方ができるように寄り添えればいいですね。

もこちゃん、褥瘡や眼振が出ているのですね。症状を目の当たりにすれば動揺が走るでしょう。どうにかしてあげたいっていうyasukoさんのお気持ちお察しします。
自分で前向きに頑張ろうって思った次の日には、また不安がむくむく膨らんできたり、考えれば考えるほど落ち込んでしまったり、そんな繰り返しかもしれません。

もこちゃんもyasukoさんもすごく頑張っていますね。
お尻周りの毛がない方がお世話はしやすいですか?
わたしも、毛があることで皮膚まで濡れにくくなるのか、毛がない方がキレイに拭いてあげられるのかと考えたことありました。濡れた毛を拭いてもなかなか水分や汚れが拭き取れないことがありましたから。
褥瘡はどんな具合ですか?ひどくならないといいのですが。
気が抜けない毎日でしょうね。体調を崩されませんように・・・。
【2020/12/29 13:03】
ごめんなさい!
さきほど、うーぱーさんへのメールにも書きましたが、文鳥さんでしたね!間違えてしまって本当にごめんなさい!しかもメールで名前がクウちゃんと書いてしまいました。重ね重ね申し訳ありません!
2歳になったのですね。大きくなりましたね~。
人の年齢でいうと何歳ぐらいなのかしら?
子供の頃はずっとインコを飼っていたのに、知識がほとんんどなくて・・・でも小鳥さんもいいですよね。
インコは寝る時、顔をくるりと後ろへ向けて背の辺りにうずめるのですが、文鳥さんもそうなのかな?
あの姿が特に好きでした。うさぎさんとはまた違った繊細なふわふわの毛並みが少し懐かしく感じました。
姪っ子さんも大きくなったのではないですか?
確か次元君の事がお気に入りだったのではないかと・・・また記憶違いしていたらごめんなさい(汗)
mari 2020/12/28(Mon)21:16:05 編集
mariさんへ
いえいえ、どうぞお気になさらずに。
ずっと前に2回しか記事にしていなかったのに、覚えていてくださったことの方がありがたいです。

わたしがクーちゃんが眠ってる姿を見ることは滅多にありませんが、文鳥さんもインコさん同様背中にくちばしをうずめて寝ますよ~。
姪の姿が見えないと必死に探し回るんです。わたしが遊んであげるって言ってるのにです(笑)
姪は小さい頃は疾風にぞっこんで、その後は次元のこともかわいがってくれました。そんな姪ももう中3です。早い、早すぎる~!
【2020/12/29 22:59】
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自己紹介:
 
 
 うさぎ ■ 疾風(はやて)
     2001年3月20日生
     ネザーランドドワーフ
     色:トート
     特技:おまわり
     2010年8月13日お月様へ
      (9歳4ヶ月24日)

     ■ 次元(じげん)
     2008年4月7日生
     ホーランドロップ
     色:ブルー
     特技:ボール遊び
     2020年11月1日お月様へ
      (12歳6ヶ月24日)
 
 カメラ ■ Nikon D5300
 レンズ ■ AF-S NIKKOR 50mm 1.4G
      ■ AF-S NIKKOR 55-300mm
      ■ TAMRON SP AFDi90mm
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