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うさぎの次元のときどき日記
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はじめに

次元が老化のため足腰が弱り自力で起き上がれなくなった時から、焦りと動揺の中で「介護」が始まりました。

思うように動けない次元を前にして、ひとつひとつの状態をどうとらえたらいいのか、何をしてあげられるのかを、書籍やweb上で探り始めましたが、大まかなことは書いてあっても具体的な細かい内容となると情報は少なく、本当に知りたいことへはなかなかたどりつけませんでした。(単に検索が下手だったのかもしれません)

ひとくちに高齢うさぎの介護と言っても、状態はきっと一兎一兎違うのでしょうし、介護の仕方だってみんな試行錯誤しながら手探りで自分のうさぎさんと向き合っているのだと思います。

次元は旅立ちましたが、介護期間を振り返りながら、心配だったこと悩んだことなど、わたしが情報が欲しいと思ったあたりを中心にまとめてみたいと思います。
あくまでもわたしと次元の記録であり、今も正解が何なのかわかってはいません。
でも、「こういうこともあるのか」とか「うちの子もおんなじだ」とか、悩んでいるうさ飼いさんの心が少しでも軽くなれば幸いです。


老化の兆し

次元は10歳を過ぎたあたりから、だんだんと老化症状が出始めていました。

*病院で量る体重が徐々に減る。筋肉量の減少が考えられるとのこと。
 (1.4㎏が9歳頃から徐々に減り始め、11歳頃は1.2㎏台、12歳2か月時1.06㎏に)
*食事の内容が変わってくる。
 (主食の野菜の食べる量が減り、その分ペレットを増やしていった)
*お尻をつき後ろ足が前方に伸び、反対に前足は後ろ足の奥につくような座り方に変わる。
 スフィンクス座りやバタンと寝転ぶことがなくなる。
*力の加減が不適当で、ケージから跳び出て転んだり、入る時跳びすぎることがある。
 バランスがとれず、よろけたり転倒するようになる。
*トイレの使用率が下がる。
 (12歳になる頃トイレ撤去)

年齢を重ね見え始める変化は、高齢のうさぎさんとして想定内のものであり、「次元もおじいさんになったんだな」と受け止めていました。それに合わせて、ケージの出入り口の高さを低くしたりトイレの撤去など、環境を変える工夫もしてきました。

いろいろとできないことが出てくるけれど、高齢になれば自然にそうなるものなんだと、わかっていたつもりでした。
涙が多くなって目の周りがガビガビに固まったり、たまにうっ滞気味になったりもしたけれど、まぁまぁ元気に過ごせていたのです。

10歳(2018年8月)




呼吸困難   2020年7月16日 12歳3か月

帰宅後、呼吸音がいつもより大きいことに気づきました。
あれ?と思ってるうちに、さらに音が大きく苦しそうになり、猫が「みゃあ、みゃあ」と鳴いているみたいな『声』を出しながらの呼吸になりました。口元をのぞいてみると、鳴く?たびに口を開けています。

尋常ではないその様子に、このまま呼吸困難で死んでしまうのではないかと怖くなりましたが、時間が経つとだんだん呼吸が落ち着いてきました。何もできずただナデナデしながら、何時間か様子を見続けましたが、大事には至らず。食欲はあまりなく、ニンジンとシソを少し食べただけでした。

翌日病院に電話をして「夜のような状態が続くなら診察を」と言われましたが、多少呼吸の音はするものの、猫のような鳴き方はしないので様子見しました。

2、3日前からいびきの音が大きめだったこと、前日には白い目やにが多めに出ていたことなど思い当たりますが、どれも今までもあったことです。
また、次元は以前から加齢のせいで気管が少し潰れている(多分狭くなってるというようなことだと思う)かもと言われていました。鼻涙管の不完全閉塞もありました。でもそれらは、治療が必要なレベルではありませんでした。
うさぎが猫みたいに鳴くなんて聞いたことがありません。うさぎさんの呼吸困難についてネットで調べてみたけれど、似たような症例は見つけられませんでした。
血の気が引く思いをしましたが、その後再発することなく落ち着いたので安心していたのです。

後日病院に行った時に、この時撮った動画(一番ひどい時のはそれどころではなく撮れなかったけど、数時間後まだひゅうひゅう言っている動画)を診てもらったところ、「多分誤飲でしょう」とのこと。いったい何を誤飲したのかわからずじまいでした。

この3日後に、次元は自力で起き上がれなくなりました。誤飲(誤嚥)は老化におけるいろいろな機能低下のひとつかもしれませんが、この呼吸困難が寝たきりになる引き金になったのかもしれないなとちょっと思います。

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次元くん、そうでしたか…
容体が変わってしまう…ということを受け入れる時のショックは例えようがないですね

次元くん、呼吸が辛くなった時があったのですね
(>人<;)うーぱーさん、心配なお気持ちと、介護の付き添い、本当にお疲れ様でした。
身近にいて、なんにも出来ないとき…
もどかしさと、動揺がでてしますもんね。

うさぎさんの介護のこと、確かに手がかりがなさすぎて、ただただ、ご飯が口元にゆくよう、カラダをタオルや、マットで固定…耳を拭き拭きしてお尻周りは怖いのであっさり…なのですが…、

強制給餌を嫌がる様子に、オドオドして手が止まってしまったことは、反省しています。

いま、こちら体重が1.16キロ(先週のてんかんが起きる前は1.3キロでしたが…)なので勇気を持って強制給餌します(すると、消化してまたお尻周りが汚れて、以前みたいに拭き取る勇気は怖くて減っちゃいますが、そこは少し置いておきます)

次元くんはホントに幸せだなぁと
思います、こちらまで伝わってましたもの!!(o^^o) だから私も頑張ります❄︎❄︎
yasuko 2020/12/09(Wed)18:40:57 編集
yasukoさんへ
いずれそうなるとわかっていたことでも、目の当たりにするとかなり動揺しショックを受けました。見聞きするのと自分の身に起こるのとでは違うんだなって思います。
呼吸困難っていう程のは一回だけでしたが、獣医さんが診るとその後も呼吸が荒い状態は続いていたようです。

強制給餌・・・わたしも次元が嫌がればオドオドしてあげられなかったと思います。お手入れなども嫌がることをするのは苦手で・・・。
次元の場合、幸いというかなんというか、結局強制給餌っていう程のことはしなかったんです。ある程度は自分で食べることができていたので。後半はスプーンで口元に持っていくなど介助はしましたが。
次元と違ってもこちゃんの場合、強制給餌が必要なのでしょうから、もこちゃんにも頑張ってもらって工夫しつつお互いに慣れていければいいですね。

お尻周りの汚れ、次元の獣医さんは無理にキレイにしようとしなくていいって言われてました。髪の毛にご飯粒がついてるのと同じだからって。(わたしは髪の毛にご飯粒ついてたら気になるし嫌だって思ってましたが。)次元の場合骨折させないことが大事だったと思います。
汚れ方にもよるんでしょうけど、わたしはすっかり乾いてから手で取っていました(便の方を持ってくっついた毛を引っ張る。皮膚を引っ張らないように)。手を添えてお尻を支えてやると、自分でキレイにしようとしてもいました。

yasukoさんともこちゃんにとって調度いい介助の仕方が見つかりますように。
頑張ってください!!
【2020/12/11 12:00】
高齢うさぎの介護①
次元君も呼吸困難になっていたんですね。
きなこと同じです。きなこの場合は鼻の穴が全開になって口を少し開けて顔が上向き。本当に苦しそうでした。私も初めて見た時はおろおろしてしまい、ネットで検索してその時はひとつだけ同じ画像があり、呼吸困難だと知りました。あずきも呼吸困難にはなりませんでしたが、ペレットを食べている時は鼻音が大きくて少し苦しそうに見えました。きなこの事があったので、心臓が弱ってきたなと冷静に見守ることができました。次元君も誤飲もあるかもしれませんが、心臓も弱っていたのかもしれませんね。きなこの心臓肥大がわかった時、先生が高齢で亡くなる時は大体心臓からくるものが多いと話していました。でも普通はわからないそうで、きなこみたいに発見できるのは奇跡に近いそうです。なので、心臓肥大の子なんていないからネットで同じ症例を探しても見つからず、何をしてあげればいいのか途方に暮れた事を思い出しました。
なので、うーぱーさんが次元君を介護している時、そんな気持ちなのではないかと私なりに思っていました。だから、こんなふうにうーぱーさんが介護記録を書いてくれる事でとても心強く思う人もいると思いますよ。私もしっかり読んで学んでいきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。うーぱー先輩(笑)
mari 2020/12/10(Thu)15:15:03 編集
mariさんへ
次元の呼吸困難はこの一回だけでしたが、その後も呼吸が荒い状態は続いていたようです。わたしは呼吸の音ばかり気にしていましたが、獣医さんはお腹の上下の動きが気になるって言ってました。
レントゲンでは心臓にも肺にも異常はないとのこと。ただ背骨の骨と骨の間隔が狭くなっていて、そのせいで手足や内臓や横隔膜の動きが悪くなるのだと教わりました。結局老化による機能低下ということなんですよね。
きなこさんが心臓肥大で呼吸困難だったことは頭にあったので、わたしも気にしていましたが、次元の呼吸の仕方はちょっと違う感じがしました。

いろいろな心配事が膨らんで、どうしたらいいのかわからないということがたくさんありました。
わからないままのこともあるし、正解もわからないけれど、わたしと次元の経験が誰かの役に立ってくれればと思いながら、書いていきたいです。
なかなかまとまらなくて苦労していますが、気長にお付き合いくださいね。
【2020/12/11 12:30】
高齢うさぎの介護①
生きるという意味をこんなに毎日考える事は
りらんと暮らしていなかったらきっとなかったと思います。

ただ何となく普通に過ごすだけの日々だったと思います。

楽しかった時間は確かに存在するのに、あっという間過ぎて何だか思い出せない。

シニアになった今の方が毎日大切でより愛しく感じます。

未知なる世界を歩いて行く漠然とした不安はありますね。

しっかり向き合って来たうーぱーさんは凄いと思います。

じー君がとても大切に愛されていたのが
すごく良くわかります。

互いが互いを必要で思いやり助け合った日々
しっかり心に刻ませて読ませて頂きました。

私も頑張ります


ゆりか 2020/12/25(Fri)22:48:25 編集
ゆりかさんへ
今日が明日に続くことが当たり前ではないのは知っていても、ついつい毎日が流れるように過ぎていきますよね。
次元がそこにいるだけで幸せだったと思っていたことを思い出し、「あ~、もう次元はいないんだ」って思うと涙が出ます。

ゆりかさんはりらんくんのことを何より大切にしているし、りらんくんとの一瞬一瞬に感謝して過ごしていらっしゃいますよね。

わたしは次元が健康でまだまだ大丈夫なんてわけのわからない自信を持っていて、心構えがなってなかったなと今になって思います。
ブログを書くことも写真を撮ることも少なくなってたし、もっと早くから足腰サポートのサプリとか飲ませてればよかったなとか、振り返って考えるともっとちゃんと向き合ってあげるんだったと後悔じゃないけどそんなこと思ったりします。

頑張っているゆりかさんは今のままで、りらんくんと幸せな日々を積み重ねてくださいね。

【2020/12/28 00:08】
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