疾風の通院

2度目の歯削りが11月5日だったのに、3週間も経たないうちに食欲の低下を感じるようになりました。


いくらなんでも早すぎると思うけど、前回抜けた歯の下の歯がかみ合わせができない分伸びてることも考えられます。


新しいケージに引越しをしたという環境の変化が大きかったのかもしれません。
前のケージも同じ部屋に置き、遊び時間には自由に出入りできるようにしていたし、様子を見ているとそれほど前のケージに入り浸ることもないので大丈夫そうに見えたけど、うさぎさんの気持ちとしてはそう簡単には割り切れなかったのかも。


ごはんの時間に前に入れたペレットが残っていたり、ペレットの量を減らして皿に入れるたびに、どうしようかな～、やっぱり一度病院に行って相談するべきかな～と迷いつつ、でも、まだ深刻に「食べない」状態でもないので、ズルズルと様子を見ていました。


そうこうしているある日、ふと気がついたのです。疾風の体の異変に･･･。


何で気がついたのかは忘れてしまいましたが、確かナデナデしてる時に毛の中にフケみたいな白いカサカサがあるのを見つけ、何か嫌な感じがして毛をかき分けてよく見たところ、指についた小さなフケがちょろちょろと動いた、というのが発見の瞬間だったと思います。


これはっ･･･これって～！


早速本を見てダニと確認いたしました。たぶん、ウサギツメダニだと思われます。


実は数日前からわたしの体がダニに噛まれてあちこちかゆかったんですよ。
おかしいなとは思っていたのですが、まさか疾風の体についていたなんて！なんで、どこから？
どうして疾風ばっかり、次から次へと･･･（哀）


ウサギツメダニはうさぎさんにだけ寄生するダニなんですけど、人間のことも噛むんですって。噛まれるとすごくかゆいんです。蚊よりもかゆいと思います。



そんなわけで、11月29日に動物病院に駆け込みました。


食欲については「う～ん、歯なのかな～？」と先生も判断しかねる状況で、その日は注射を2本打ってもらい、様子見で翌日も通院。


体重が920グラムに減っていること（前回は980グラム）が、わたしにとっては結構ショックでした。


その通院でますますブルーになった疾風はさらに食欲なしとなり、それを告げると注射とうっ滞の時のなめる薬を施され、12月5日に麻酔をして歯を診ることになりました。
わたしが仕事のため処置まで数日置くことになるので、その間飲み薬が出されました。
もちろん、状況が悪くなれば両親に頼んででも病院に連れて行く心の準備はしていました。


ダニについては、食欲の方が優先されるため、駆虫は後回しになりました。


スポイトで薬を飲ませたことがないので心配でしたが、思ったとおり疾風は顔を背け、自ら薬をペロペロすることはありません。
結局はリンゴをあげながら食べてる疾風の口にピュッと入れてやるという方法で、うまく飲ませることができましたけどね。


薬がうまく効いたらしく、その翌日から食欲が出てきた様子だったので、金曜日まで飲み薬でつなぎ、病院で食欲が心配するほど減っていないことを告げました。


薬をやめて食欲がどうなるかを見ることとなり、歯の治療は延期となりました。ひとまず安心。


疾風自身はそんなにかゆい素振りはないのですが、ダニの数が多いこと（背中に手をしばらく置いておくと、ダニが毛の中からわらわら出てくるんです～）を訴えると、本当は食欲不振のこの時期は避けた方が良いのですが、駆虫薬（飲水投与）を出してもらえました。


長々と書きましたが、疾風は今元気です。
でも、ここ半年くらいの間に病気のカタログのようになってしまい、飼い主としてはいろいろ考えちゃいそうになりますが、ひとりで落ち込んでいても仕方がないので、優しい気持ちで疾風に話しかけてあげることが一番なのかなと思っているところです。


涙を拭いてあげる時も目薬を点す時も、（少しでもいなくなればいいと思って）ダニをセロテープで取ってあげてる時も、疾風はいつも気持ち良さそうにじっとしてされるままになっています。


わたしが再び仕事を始めて、留守番の時間がまた長くなっちゃったこと、疾風はどう思っているんだろう。


はーくん、はーくん、いつも遅くなってごめんね。
はーくんがポリポリ音を立ててペレット食べてる姿を見るのが嬉しいよ。
トイレで●をたくさんしてくれるのも嬉しいな。
はーくんが元気で瞳をキラキラさせていられるように、ママはこれからもがんばります。

疾風の新しい部屋。改良の余地あり。

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