『食べる』の変化

食欲が不安定になり、体重が減りました。
ふやかしペレットの摂取量は一日20グラムを目標にしていますが、6割くらいしか食べない時もあり、その上野菜をほとんど食べず、おしっこの回数も減っています。

一日の三分の一程度は体を起こして過ごせていますが、歩き方がおぼつかなくなり、手足がもつれて転んでしまいがちです。

徐々に弱っていくことは頭で理解していても、実際にそれを目の当たりにするとやっぱり辛いです。すっかり細くなった次元に触れ、何をしてあげたらいいのかと考えます。

ペレットだけでも食べられるようにと、りんごジュースやバナナなどを混ぜてあげています。
一度にたくさん食べられないので、ペレットは4回に分けてあげるようにしました。
そうやって一日20グラムをほぼ食べられるようになってきました。





自ら食べる野菜はすりおろしたニンジンだけです。キャベツやパセリ、シソなどをみじん切りにして混ぜて他の野菜も少しは食べられるようにしています。
でも、緑の野菜の分量が多すぎると食べなくなるんですよね。
ついあれもこれもと入れたくなるんですが、入れすぎないように気をつけています。





ふやかしたりすりおろしたりしたものばかり食べているし、薬やバランスウォーターをシリンジで飲んでる時にだらだらと滴り落ちるしで、あごの皮膚がちょっと危険な感じになっています。

ガーゼで拭くくらいでは不十分だったのかもしれません。
かといって、あごの下のお手入れはなかなか難しく、次元も痛いのか嫌がりますし・・・。





体の下側（あご、胸、おなか、手足、お尻周り）のお手入れがどうにも難しいです。
病院の医師には、骨折などしたら大変なので、無理してどうにかしようとしない方がいいと言われています。
わたしも次元が嫌がることはできない方なので、できる範囲でしかやってませんでしたが、毛がベタベタした感じがして気になってきました。
うまくできないけど、少しずつお手入れの仕方を練習しているところです。

波

次元が半寝たきりになってから2か月が過ぎました。
全体的には安定しているのですが、ちょこちょこ体調に波があります。

ペレットの食いつきが悪い。食事量が減った。おしっこの回数が少ない。いつもより倒れることが多い。呼吸がゼロゼロしてる。
起き上がれなくなってから日々の記録をしているがために、余計にちょっとしたことが気になってしまいます。

だいたいが元に戻るので「波」なのでしょうけど、戻らずこのまま弱っていくのではと不安もあります。
食べたい分だけ食べればいいと思う反面、体重維持するくらいは食べてほしいと思う。
実は最近、体重が減ってます・・・。





ペレットにパインジュースを混ぜたら食べたり、それでも食べなかったり。
食べないのかと思ってた朝ペレットをお昼にパクパク食べたり。
もう寝るタイミングで残してた野菜を完食したり。

何なら食べるのか、どうしたら食べるのか。
うまくいったり、いかなかったり。
そんな手探り状態ですけれど、あんまり押し付けて次元が苦痛にならないようにしないとね。

次元がしたいことを、わたしはちゃんとわかってあげてるのかな。

回転技

次元がケージの中で過ごすのは、わたしが寝ている間と仕事に行ってる間。
自力では起き上がれないので、転んでしまえばほぼそのままの状態で寝ているしかできません。

上半身だけでも起こしていられれば少しは動けそうなものですが、次元の場合前足にもほとんど力が入らないようです。なので夜「おやすみ」した時の格好で、翌朝「おはよう」することになります。
変化と言えば、口元に置いていたブロッコリーが、足をばたつかせた勢いでどこかに飛んでいってることくらい。

それがある日「おはよう」した時に「あれ？その向きだったっけ？」ということがありました。
しかし自分の記憶があいまいなため「？」のままスルー。

仕事が休みで、次元をケージで昼寝させてた時のことです。
なんか足をバタバタさせてると思ってのぞいて見ると、次元が時計の針のように回転していたんです！

じーくん、そんなことができるようになったんだ。すごいじゃないの！

長時間右下で寝てることに変わりありませんし、行きたいところに移動してるわけでもなく、体がこすれたりしてかえって床ずれになるんじゃないか、バタバタしすぎて骨折しないかとちょっと心配だったりしますが、次元もできることを増やしてるんだと思うと嬉しいです。





今日もこう寝てたのが、数分後には180度回転。





その後またバタバタして元の向きになってました。
でも、いつもってわけじゃなく、全然動いてないことの方が多いと思われます。
見てない時のことはわからないけれども。





ケージの床に敷いているバスマットのsusu、グレーバージョン。
このうさぎさんの介護に欠かせないsusu。これ、スウスウって読むんですってね。
わたしずっとススだと思ってました。吸う吸うとはなるほど～。（←一人納得）

ケージの中をぐるりとクッションで囲っているのは、いまだに勢いよく後ろ向きで倒れることがあるからです。それと回転して動いたときに頭をぶつけないように。

体重増量

老化による筋力低下で、自力で起き上がれなくなったのは7月19日でした。
当初は食欲不振に陥り、全く食べないわけではなかったけれど、摂取量はかなり少なめでした。

こまめに食事を口元に持っていきますが、食べる気持ちはあっても一度に多くは食べられないし、「これは食べたくない」というのもあったりします。大好きだったニンジンも食べなくなりました。

幸い導入したばかりの新しいペレット（バニセレ・スーパーシニア）だけは食べたのと、りんごと胃腸の薬でなんとかつないだって気がします。

思いついて野菜をみじん切りにし擦ったりんごを混ぜてあげたところ、少しずつ食べるようになり、そのうちに千切りでもよくなり、だんだんそのままでも食べるように。
このように段階を追って、量的にも今までの半分くらいは食べるようになりました。

食べたくないと意思表示をしたものをしばらく出さないでいると、気分が変わるのかまた食べるようになったりもしました。





現在の食事。野菜一盛、ふやかしペレット。
100％リンゴジュース（＋水）とお盆は撮影用（笑）

朝の分は午前いっぱいかけて、夜の分は寝る前まで時間をかけて食べてます。

牧草はもう食べてません。見向きもしない。
牧草ペレットはふやかせば食べてたのに、もう食べないそうです。





水も自分からは飲みません。ペレットをふやかしてる水と、野菜の水分と、時々薄めたリンゴジュースや薄めたポカリをシリンジで少し飲むくらい。

水分が足らないのではないかと心配でしたが、脱水症状は出ていないそうなので、一応適量採れていると考えています。





一時は920グラムまで落ちた体重ですが、食欲が戻るにつれ体重も徐々に増加。
↑の写真は9月3日の午前10時で、989グラムです。

一日の中でも30～40グラムの増減はありますが、先日、一番重くなる寝る直前に最大計量1㎏のスケールでEEEE（上限超）が出ました！

嬉しくって、さっそく2㎏まで量れるスケールを買ってきました。
昨日の夜は1012グラムでした。





調子がいい時はひとりで口をふきふきすることも。
前足をこれ以上上にあげることはありませんし、バランスを維持することは難しいですが、前のようにできることが増えるのはとても嬉しいです。

安定

先日通院して、今の状態を診てもらいました。

心配していた床ずれや脱水症状などはなく、

今のお世話を続けていいと確認することができました。

誤飲や骨折など気をつけながら、

次元目線でお世話をしようと思います。

（無理に何かをしようとしないで）





わたしが睡眠中と仕事や用事で留守の時は、

ケージの中で寝たきりになってしまいますが、

家にいる時はケージから出して部屋で過ごしています。

起き上がれなくなった当時は動き回れなかったのですが、

いくらか歩き回ることもできるようになっています。

かといって、思うように動けるわけではありませんが、

ごはんを目指して近寄ってくるということも(笑)

体が安定している時は、30分程度ならすわっていることもでき、

このまま元に戻るのではないかとふと思ったりもします。

倒れても左下なら自力で起き上がれることもあります。

でも病院では、それも「今だけ」と言われています。

それならば「今」をできるだけ長く維持したいと

願ってやみません。





いつも左耳が妖怪アンテナみたいに立ってます。

右下で寝たきりになるせいだと思います。

時々耳の付け根をマッサージして下に垂らすんだけど、

すぐにピコン！　ぷぷっ、半分ネザーちゃんですよ。

テーブルの脚にはクッション材をまきました。

倒れる時にぶつかると、これでも結構な衝撃が響くのです。